サルの捕獲手法は大きく分けて以下の4つの手法があります。
捕獲目的、対象サルの特性やスレ状態(捕獲手法がバレている状態)に応じて手法を適切に選択する必要があります。
どの手法が良いのか、捕獲がうまくいかないなどがあればご相談下さい。
サル対策所では、以下のすべての捕獲手法が実施可能です。
箱わな
・生体捕獲が可能なので、GPS首輪などの装着に適する。
・設置や移設が容易である。
・被害作物を用いることで加害個体の捕獲ができる。
・性年齢は無差別になる。
(サル対策所では檻のリースや設置助言、ICT機器設置なども行っています。)
(箱わなのイメージ写真)
麻酔銃
・生体捕獲が可能なので、GPS首輪などの装着に適しています。
・目視しながら捕獲するので対象とした性年齢別に捕獲が可能。
・必要に応じて個体識別を行い、対象個体を捕獲することが可能。
・住居集合地域などでも捕獲対応可能。
・有害捕獲や加害個体(成獣オスなど)を捕獲目的とした対応も実施可能。
猟銃
・人馴れした群れに対して、警戒心を上げる効果が期待される。
・目視しながら捕獲するので対象とした性年齢別に捕獲が可能。
・周囲への安全確保が重要なため、捕獲可能な場所や捕獲者は限定的。
・出産経験のあるメスなどを猟銃で捕獲すると群れの分裂が誘発される可能性がある。
サル対策所では、
群れが分裂しないように成獣メス以外を個体識別して捕獲対象としています。
市街地に出没する群れも、山中に追い込んでから銃器捕獲する技術があります。
大型檻
・多頭捕獲や群れの全頭捕獲に最も適しています。
・群れごとの特徴に応じて誘引方法や誘引期間などを柔軟に変更し、
捕獲目標を達成します。
・事前に群れの詳細な個体数調査を実施することが望ましいです。
(設置場所や運営方法などについてご相談を承ります。)
※大型檻捕獲は、①大型檻②ICT③サルの生態知識の3つが揃うことが重要です。
また、捕獲目標や捕獲対象の行動パターンの分析や計画も重要事項になります。