ニホンザルによる被害を減らすためには、捕獲だけでなく、サルを集落に引き寄せる要因を取り除き、農地への侵入を防ぎ、地域で追い払いを継続することが重要です。
一方で、住民の高齢化や担い手不足などにより、集落だけで対策を継続することが難しくなっている地域もあります。
サル対策所では、集落の環境や被害状況を整理し、行政と地域が連携して取り組める被害防除対策を支援します。
集落内の誘引物や農地周辺の環境、サルの出没状況、群れの特徴、被害の発生場所などを確認し、被害が発生する要因を整理します。
現地の状況や住民からの聞き取りを通じて、優先的に取り組むべき課題を明らかにし、地域の実情に応じた対策につなげます。
点検結果をもとに、誘引物の管理、農地の防護、侵入経路への対応、住民による追い払いなど、地域に適した対策を提案します。
個々の対策を単独で実施するのではなく、被害の状況や地域の実施体制に応じて組み合わせ、効果的な被害防除を目指します。
対策を継続するためには、行政と住民が課題や情報を共有し、地域で役割分担をしながら取り組むことが重要です。
サル対策所では、住民による追い払いの進め方や、集落内での連携体制づくりなど、地域主体の対策を進めるための支援を行います。
地域の担い手や実施可能な範囲を踏まえ、無理なく継続できる対策体制づくりを目指します。